遺産分割協議書サンプル

相続人が確定し、相続財産の内容と総額がわかりましたら、相続人全員で話し合い、分割内容の同意ができたら、下記のようなできる限りシンプルな遺産分割協議書を作成します。 

 ・後日隠していた預金などが見つかった場合などは、改めて遺産分割協議書を作成しなければならないので、「本協議書に記載なき遺産及び後日判明した遺産は、相続人〇〇〇〇がこれを取得する」と一文を入れておくと便利です。

 ・不動産の表記は、登記簿(全部事項証明書)を法務局から入手し不動産番号を記載するとより明確になります。気をつけなければならないのは所在地で、いわゆる郵便が届く一般に使う住所表示と異なる地番のときがあります。 

 ・文面確定後、相続人全員が署名し、実印を押印します。各人の実印の印鑑証明書と住民票の写しの添付も必要です。上部に各人の捨印も必要。2ページになる場合はページを重ねて契印が必要なのですが、契印は押しにくく失敗したらやり直しなので、A3印刷やA4両面印刷をおすすめします。 

 この遺産分割協議書は、相続財産の不動産登記、預貯金や有価証券の名義変更、相続税の納付など、相続手続きでは重要な書類になります。